Kitto 自己満の随筆ブログ

日本の小説をこよなく愛する香港出身の者による読書感想やふとした日常の綴りが中心になるブログです。

インビジブルレイン ー 誉田哲也

インビジブルレイン ー 誉田哲也

 

一つの殺人事件から物語が始まった。

警察が動き、犯人を調べる王道ミステリーのような展開だが、話が進むにつれ、以前の事件とも関連している可能性があることがわかった。それによって警察側の隠蔽、警察組織の内部問題で捜査に影響が出る。

一方、事件の被害者はヤクザの団員であり、容疑者もヤクザと関連のある人物で、ヤクザ側の話もかなり重要な部分として書かれていた。

こういった話もあって事件を邪魔したりどんどん複雑にしてしまう。

 

やがて両方を巻き込んだのは 柳井健斗 という人物、彼を巡って警察もヤクザも一見対立の立場で関係はしていないようだが、どこかで微妙に関係しているような場面もあるというのがこの本の一番面白い部分だと思っている。

 

本書のもう一つのポイントはやはり語り手のところ、主人公は警察の姫川玲子だとは思うが、順番変えて時にはヤクザの牧田だったり、被害者の柳井健斗だったり、警察の他の人だったりして、それぞれの人物から話が展開され、中にはとても重要なヒントとなるような話も別々の人物から提供されることがなかなか面白く感じる。それに違う人物から同じことに対する見方や考え方が違うことによって、誤解が生まれ物語をより複雑にしたり、読者の感情移入をもっと簡単にできたりする効果があると思う。

 

途中までなかなか真相を予想できず、結末が気になり引き込まれていた自分がいたが、最後になってあの結末は正直少し物足りないと思う。それまであれほど複雑にしておき、伏線もある程度作ったのに、最後の終わり方は比較的に安っぽく見える。

もうちょっと衝撃が欲しかったのが本音だ。

 

これはまたもや映画の原作となる作品である。僕が読書リストの中に映画化される作品はかなり多い気がする。それだけこれらの作品は面白いんだということだと思う。

映画も見てみたいと思っている。

 

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30cm水槽 ミッキーマウスプラティ稚魚 成長経過

生まれたきたミッキーマウスプラティの稚魚たちだが、既に3ヶ月が経ったので、現在の状況を記事として記録したいと思います。

 

一回目の出産で生まれた稚魚たちはもうかなり成長し、多少の体格差はあるものの、ほとんどが1cm以上のサイズにまで成長している。一番成長している子は既に尻尾にミッキーの模様ができている。一回目だけに隔離していたが、どうやらそのまま放し飼いした子の方が逞しくなっている。

 

その後二回目の出産はもこの30cm水槽内だったが、タイミングはちょうど45cm水槽の立ち上げ後で親のミッキーを移す直前に生まれたらしい、親がいなくなった30cm水槽の中にみんなを隔離の飼育箱から解放し数を数えてみたら、なぜかものすごく稚魚がいると違和感を感じたから、実際一回目の稚魚たちはほとんど確保していて飼育箱に入れているはず、しかも落ちた子の数も日々確認しているので、この数は妙というか明らかにおかしい。増えたということでこれで二回目の出産で生まれた子とわかった。

 

三回目の出産は親たちは既に45cm水槽に移され、ある日水槽を眺めていてたらその稚魚を発見、しかし今回はたったの1匹しか発見できなかった。おそらくこの45cm水槽の中にはヨシノボリをはじめ、たくさんの捕食者がいるので、今回は残念ながらほとんどの稚魚は捕食されたしまったのではと思う。基本出産を重ねて回ごとに稚魚の数は増えるのに今回発見できたのはたったの1匹だけ。。。まあ、これって自然というやつとしか言いようがない。

 

ということで、現在30cmは稚魚水槽として約20匹の稚魚が暮らしている。大きくなったら45cm水槽に移す予定でずっとこの繰り返しになる。

親だけじゃなくて成長した一回目の子たちも今度は親になり新たな出産を繰り出すこともあると予想し、僕の水槽もこれからは賑やかになるのではと思っています。

 

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現在30cm水槽で健やかに成長している一回目、二回目の子たち。

 

パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾

何という偶然でしょう!本棚に積読していたこのパラレルワールド・ラブストーリーなんだが、映画の公開と同じ時期に読んでいたとは!新作ならまだしも、もうリリースされて20年以上経ったこの作品なので、本当にすごいタイミングで、何とも言いようがない不思議な気分になり、こんな読書体験は初めてだった。

 

物語の序盤は脳科学、それからなんと言ってもタイトル通りのパラレルワールド、二つの世界が存在し、並行しているというSF小説の要素が満載。一方、男女の三角関係という恋愛小説要素もあり、自分にとっては結構斬新なジャンルだった。が、言い方を変えればそれまでのことだったとも言える。

その時、まだこの物語の"面白さ"に気がついてなかったからだ。

 

中盤に差し掛かった頃、ようやくこの物語の"真髄"に気づいた!これが作者が書きたかったものなのだ!自分の想像を一気に覆してくれた。

東野圭吾の得意技、ミステリーなのだ!

これがこの物語の本当のジャンルだと思う。

 

そこから話は一転、謎解きのような展開になり、パラレルワールドから少しずつヒントを得たり、読者が展開を当てられそうな場面を作ったりしていたが、理由は何だろうと謎は深まるばかりだ。

その理由に関しても文章の雰囲気からおそらくほとんどの読者が同く予想しそうな結果だったが、そこもおそらく作者が思わせてくれた罠に見事にハマってしまったのではと思う。実際僕も予想が外れたのだ。そういう裏切りもかなり面白かった。

無論、最大の裏切りはパラレルワールドの本当の意味なのだ。

 

ミステリーとしても別格なミステリーだと思う。偶然にも映画化され、原作とどう違うのかも少しは興味がある。f:id:Kitto_hk:20190603005620j:image

45cm 水草水槽 立ち上げ レイアウト編

今回は我が家の45cm水槽の立ち上げについての話。

今持っている30cm水槽の方でミッキーマウスプラティの出産がきっかけでもう一つの水槽を始めることに。

 

前の記事にも話したが、金魚すくいから我が家にきた金魚のためにアクアリウムを始めたが、いざ始めてみると、いろいろと調べたりして、水草水槽に急に火がついたように興味が湧き、あの自然のワンシーンを自分で水槽の中で再現するというのが非常に堪らなく思うので、今回の立ち上げは願いがかなったとも言えるべきで、事前準備をかなりしてきたつもりであった。

 

実際この記事を書いている現在、この水槽も既に1ヶ月を経過している。

 

これから、少しずつその途中経過を記事にして一つの記録に、記念にできたらと思っている。

 

今回は1回目、立ち上げについて書きたい。

まず水槽の本体は、安さ優先でアルカリではなく普通のガラス製のにした。

メーカーはコトブキ社

45cm×30cm×32cm

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フィルターは外部式

エーハイム2211

水草水槽なので、CO2外漏れのない、その上ろ過力の抜群さを考え、外部式の一択。

超老舗のドイツメーカー”エーハイム”、ネットからも絶大の支持を得ている同メーカーを選んだ。たくさんのラインナップある中、定番とも言えるクラシックの2213に迷ったが、今回の45cm水槽は38Lの容量だから、2213だとやや水流が強すぎる心配がある。一個ランク下である2211でも間に合うと思い、それに値段もワンランク安いので最終的に2211に決定した。

エーハイム2211

 

エーハイム クラシックフィルター 2211

エーハイム クラシックフィルター 2211

 



底床はソイル

アマゾニアⅡ

ソイルも栄養系とか吸着系とか何種類があるみたいだが、予算の問題でなかなかADAの商品を買えない中、ソイルくらいはADAを使ってもいいだろうとおもいっきった。初心者にはあまり向かない栄養系ソイルだと言われるが、その分栄養たっぷりあって肥料を当分買う必要がないと思えばそれでまたいいことなのでこのアマゾニアⅡにした。

ソイルはノーマルタイプのにした。後に発売のパウダータイプはさすがに高いので手を出せない。。。

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レイアウトは前の30cm水槽では流木を一度試したので、今度は石組みにしようかと、流木だとサイズによりかなり高かったりするし、浮かないようにするのも前準備が結構面倒くさいから。

石組みだと前準備がより簡単ということと、やはり前回と違いをつけたくて今回は石という気持ちと、この45cm水槽は石組みレイアウトに決定した。

石も龍王石とか風山石とか火山石とか青龍石様々な種類があるが、一目惚れしたのは青龍石。模様がとても綺麗でなんといっても存在感が抜群、ソイルの中、水草の間にも際立っている。ただし硬度が高いという弱点ありで、水質への影響も懸念しないといけない。

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実際に石を買うのはアクアリウムを始めてから始めてだと思う。笑

しかも結構する。

石を買うなんて正直ちょっと抵抗があるというか、少し馬鹿馬鹿しくも感じたりする。けれどそれも商品の一つとしてアクアリウムのひとアイテムとしてなら仕方がない。

そこら辺にあるような石とはやはり違って(当然だけど)、少なくとも青龍石とか道端で見たことがまずない。

商品として売られているのは様々な形があって、かなり良い形にしているのもある。

結局一回目は7つほど購入し、大きいサイズのを2つ、中サイズのを5つ程度で、組み合わせてみたらちょっと足りなくて、2回目の購入でさらに中サイズを3つ。合計 200香港ドル 約3000円ちょっと。いや、石にこんなに使うつもりはなかったけれど。

 

ソイルを敷いて、組み立ててみたら、こんな感じ(下記の写真となる)

 

ちなみにテーマは"高千穂峡"

 

石組みレイアウトでありがちな山岳レイアウトだと水草を絨毯ように植えることが多いので、それでは扱う種類が1.2種類に終わってしまう。

せっかくやるならやはりいろいろな水草を試してみたいから山岳風ではなく、石を使って断崖絶壁のようなレイアウトなら山奥にある林のようなレイアウトに多くの種類の水草を使えると思ったから、この"高千穂峡"にしたわけだ!

 


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次回は"植栽"編

お楽しみに

 

告白 ー 湊かなえ (読後感想)

湊かなえの作品はこれで3回目となる。

湊かなえワールドとも呼ばれる主人公1人だけの目線ではなく、登場人物それぞれの目線から主軸の話の真相が少しずつ明らかになるといった図式、1回目の時はかなり慣れていなかったが、今となってはその絶妙さを感じ楽しむことすらできるようになった。

 


今回の作品も同じ図式で、第1主人公の森口先生から"事件"が発表された。

学校のプールに転落死した娘は、実は担当のクラスの生徒に殺された。そこから例の告白。

 

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それから、クラスの生徒、犯人、犯人の家族、それぞれが語り手となり事件についていろいろな情報が発見され、結末を迎える。

 


しかし、"告白"この作品の特徴は、事件に焦点を置くのではなく、事件後に焦点を置いたことだ。

 


今まで読んだ作品はほとんどが事件の謎について登場人物それぞれの目線から少しずつ明らかにし、真相に辿り着く。ミステリーとしての位置付けだが、今回は特に事件に焦点を置かず謎解きのミステリー要素はなく、事件後森口先生からの告白を受けた生徒たちのその後の経過のほうが本当のストーリーになる。

 


事件当時のことは主人公の森口先生をはじめ、他の登場人物からの目線でも同じ事実を話している。それはちょっと新鮮だった。

 


最初に見せた事件の真相実はこうだったんだ!という攻めはなかった。どんでん返しなどもなかった。

 


むしろ、今回は登場人物の心の中の世界だけで、全編に渡りかなり強力な攻撃をしているとさえ思った。

 


告白を受けた生徒の心境、それぞれの思いが違う中、事件について違う見解もできる。

 


登場人物の語りにより、犯人たちの背景、性格形成などがわかり、犯行動機もそれによって違う。

 


目線が変わると同じ事件でもこんなに違く見えるのか!とまるで別々のストーリーを読んでいる気分にもなる。

 


新たな発見ではなく、章が変わるごとに一人一人の思いがわかり、前の章ではその登場人物の心の中ではあんな風に思われていたのに、いざ本人の章に変わると実はその本人がこんなこと一切思っていないとか、そういった"裏切り"の手法は素晴らしかった。

 


登場人物の心の中を繊細に描写でき、その上人間それぞれ違う思いで同じ事においても正反対の捉え方や感じ方があり、誤解が生まれる。場合によってはこんな悲劇にもなりかねない。

そんなことをこの作品から思い知らされたのではないか。

 

 

 

 

 

 

アクアリウム日記 30cm水 グリーンウォーター

ミッキーマウスプラティが出産し、この水槽の立ち上げもいよいよ佳境に入るところだろうと思ったところ、またもや大きな壁が立ちはだかっている、初心者ならでは誰でも通る道なのではと思うしかない。

 

ある日、水が濁っているなと思って、よく見るとたくさん小さなホコリが水中に浮遊している感じ。

 

 

実はこの頃、悪い癖だと思うが、本当は一つのステップとして放っておけばよかったのに、何かをやらないと気が済まない性格のせいで、いろいろ調べて、ろ材をいじってしまったんだ!

 

 

バクテリアがまだ不十分で本当はもう少し待たないとダメかもしれないのに、その段階で何かを変えたらもっと水質はよくなると勝手に思い込んで、ろ過槽のスポンジを洗ったり、ろ材の順番を変えたりしてた。(やったこととしては正しいかと思うけれど間違えたのは時期、そう!このタイミングでやるものではないこと。)

 

 

まだバクテリアの繁殖が進行途中で、ちょっとたげ透明感を見せてくれたが、ろ材をいじったことによって、すぐ水が濁りだした。

 

そのホコリがどうやらバクテリアの死骸だそうで、水の浄化が急にできなくなった。環境が変わったからバクテリアたちがすぐ反応見せてくれた。

 

ダメだった、ここからバクテリアの再生をまたしないと。

 

手っ取り早い方法としては水換えの時にバクテリアの添加剤を入れるのだが、入れる量を計算するのとてもめんどくさいからやめた、化学物に頼りたくないんだと自分に言い聞かせて。。。

 

ちょうどこの時期ミッキーマウスプラティの稚魚もいるため、生体の数は結構いた。

 

それから自然に与える餌の量も増える。

これが一番の原因かもしれないが、餌による残飯が増えて、バクテリアもかなりダメージを受けていた頃で、水がどんどん緑色になっていく。

 

 

それは”グリーンウォーター”と呼ばれる現象。

 

 

原因は水に栄養が多すぎるということだ。主に原因として挙げられるのは、餌のやり過ぎ、生体が多過ぎ、水の中のバクテリアがそれらのゴミを処理しきれないから。

 

もう一つの原因は照明時間が長すぎる。この状況で水槽内に植物プランクトンという微生物が大量に繁殖されてしまう。餌があり光があり光合成ができる好都合なのだ。

 

 

僕の30cm水槽はこれになったらもう大変で、水換えという方法はかなり有効らしいが、ほぼ毎日というペースでやっているが、なにせ稚魚たちに餌を一日2回あげないといけないので、しかも食いつきも実はまあまあだったし、富栄養化は一向に改善されない。

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照明が強いし点灯時間も長すぎた。

 

そこで様々な手を打つしかないと思って、今度コケとか藻類を食べる”仕事人”の生体を投入してみることに、かなりメジャーの”ヤマトヌマエビ”を5匹入れてみた(いつかはエビを飼いたいと思っているからこれをきっかけに)

 

しかし結果はそんなに見えなかった。もともとヤマトさん達は藻類を食べる生体であって、グリーンウォーターの場合は藻類ではなく、植物プランクトンの発生だからそんなにヤマトさんの本領発揮はできなかった。

 

ところが、水換えを頻繁にし、その上底砂もかなり掃除した。ゴミなどはある程度取れたものの、水質にうるさいヤマトヌマエビ達は掃除によるゴミが舞い上がったりして、それに耐えられずなんと5匹全部ホシになってしまった。とんでもないいらんことしたんだな・・・

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ヤマトさん、いつのまにか水槽の中で姿を消しました。

 

もうこれ以上はどうしようか分からず、調べたら照明をやめて、植物プランクトンに光合成させないようにすると次第に死んでいって水がきれいに戻るという話もあるが、居間にある水槽だから照明はやめても普通に家の電気から光は当たってしまう。

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この濁り。。。

 

黒い紙や袋など水槽ごとを隠すこともできるけれどそれだけはしたくない。笑

 

 

結局このグリーンウォーターに悩まされ、かなり長時間水槽を見るたびにテンションが下がる。

 

もう少し諦め気味になりつつある。けれどこのグリーンウォーターは実は悪い水ではなく、むしろ栄養豊富で稚魚の飼育にピッタリ、実際よく公園に池もこのグリーンウォーターになっている。自然に近い環境ではある。

 

しかし観賞魚としては水が濁り過ぎてテンションが下がってしまうから、問題視されるのだ。

 

 

マツモという水草も入れてみた。成長が早い草であってこの富栄養化を少しは栄養を減らしてくれるのかなとちょっと期待をしていた。もちろんそんなに効果は出て来なかった。

 

ミッキーマウスプラティの出産をきっかけにもう一つ水槽設置しないとと妻に説得し、45cmの水草水槽を始めることになった。

(この30cm水槽は金魚すくいから取り急ぎ取り繕った物で、そのあといろいろ情報を調べて、ソイル底砂の水草水槽をしたくなって、それが自分のアクアリウムに気付いた。念願がかなったのでまた別に45cmの水槽に付いて記事を書く)

 

45cm水槽が完成したら今の魚たちを引っ越しさせて、この30cmをリセットするしかないと思っていた。

 

しかし、45cm水槽の方が完成に近つき、成魚のミッキーとモーリーを新しい水槽に引っ越しさせて、もう成魚いないと食べられる心配がなく稚魚たちを産卵箱から出して産卵箱を撤去したら、うそのように次の日から水がきれいに戻ってきた。

 

さらに次の日もっともっとクリアになって、輝きもとり戻せた。

 

本当に信じられない、急にきれいに戻ってきた。

 

本当の理由は分からず、推測しておそらくようやくバクテリアの再建ができ、それと成魚達を引っ越しさせ、産卵箱を撤去し、かなりの汚染源をなくしたから水の浄化が再びできるようになった。

 

嬉しい!またこの30cm水槽を眺める日がくるとは、眺めていて気持ちいい!

 

今後も点灯時間と餌やりを厳重に管理しないといけません。

 

 

 

アクアリウム日記〜30cm水槽 ミッキーマウスプラティ 出産

この30cm水槽を立ち上げて、最初に娘が金魚すくいですくった金魚は残念ながら僕の経験不足によりホシになった。

しかしもともと熱帯魚のアクアリウム、しかも水草だらけのアクアリウムをやりたかったので、今回をきっかけにこの水槽を続けていくことに。

 

 

金魚たちが次々とホシになっていき、残り1匹の頃、金魚街(香港ではアクアリウム愛好者の聖地になっている。)へ出かけ、熱帯魚を追加する。

 

テトラ系が僕の本命なのだが、この頃はまだ自信がなく(また魚たちを死なせるのでは?と思った)

 

現実的に安価で死なせても特に痛くならない種類を選んだ。(ひどい考え方だったが、今になってかなり愛着が付いている。)

 

 

選んだのは、ミッキーマウスプラティ

 

(まずどの店でも売られている為、かなり定番の感じがする。それに、本当に安い。しかも、繁殖しやすいという情報をネットで見たので、ひょっとしたら自分も繁殖できるかもと)

 

店の姉さんにオスとメスのペアを選んでもらった。

 

次、モーリー ホワイトとブラック 各1匹

単純に白と黒の魚を水槽に入れたいという考えで選んだ。

 

やはり試しにテトラを2匹 ラミノーズテトラ 2匹

その赤い鼻がなんとも言えない可愛さがある。

 

家に連れて帰って、勉強になったので今度はちゃんと水合わせをした。

 

店で買った袋の状態から小さいバケツに入れ、15分おきに水槽の飼育水を少しずつ入れて、バケツの水を少し捨てて、また水槽の飼育水を入れて、この繰り返しを小一時間をした。

 

実はこの水合わせをしていた時、一度ミッキーのオス(オスの方かな)がなんと飛び出して、次に経過を見に来た時に発見した。

あれ?1匹足りない!!!探したら床に落ちていた、どれくない時間が経ったかわからないけれど、発見した時は床のホコリにホコリまみれにおなっていた、おそらくかなり暴れていたと思う。

やばいと思って至急に手で優しくつまんでバケツに戻した。もうだめかなとは思ったが、最初はホコリが付いていたままビクともしなかった。ちょっと指で触ってみたら、なんとまだ生きていた!すっとホコリを振り払ってまた泳いで行った。

 

よかった!元気でよかった。いや、少しは元気すぎたかも!笑

 

というわけで新メンバーを投入した。

入れたその日の夜ホワイトモーリーの方がやたらみんなを攻撃しがちで相性が悪いかなと思ったが、なんとその次の日ホシになってしまった。

 

(後で考えて多分水自体まだ出来上がっていないのと水温の問題もあったかも。もちろんもともと体の悪い個体だったという可能性もある)

 

そのさらに2、3日後残念なことにラミノーズテトラたちも次々にホシになった。

原因はおそらく上記と一緒だが、実はこの時期らミノーズたちに白点病が見つかったのだ。

 

もともと店から持ち込んだか、それとも水温の問題だったのか、水替えの時水は相当冷たかったのが覚えている。ネットで調べて水温も白点病の一大原因だったことも。

 

もうすでに2週間過ぎたところだろう、最後の金魚がホシになって水がようやく落ちついたようになる。

残りはブラックモーリーミッキーマウスプラティ2匹。

 

ブラックモーリーは一時期白点病にかかったにもかかわらずどうやら乗り越えたみたい。凄まじい生命力。

 

そしたら、追々出来たらいいなと思っていたミッキーの出産だが、見る見るメスのお腹がどんどん大きくなって、これはもしかしたら妊娠したじゃないかなと思って、そしたら2週間が経ったところかな?

明らかに妊娠とわかるくらいお腹が大きい、

 

"今度は妊娠したのかな" から "いつ産まれてくるのかな" に心配の種が変わって、

 

いろいろと調べて出産の兆候も全部当たってしまって、産卵箱も準備済みで、一度はメスを中に入れたが1週間はかかるかもとずっと入れるのはやはりかわいそうだと思って出した3、4日に遂に出産した。

 

ある日パッと見たら小さい赤ちゃんが見えた。ちっちゃい魚だったのだ。

 

ミッキーは卵胎生ということで産まれた瞬間から魚の形でいてすぐ泳げる作りになっている。

 

卵から孵化するタイプだったらおそらくそんなに繁殖しやすい種類じゃなくなるのだろう。

 

赤ちゃんたちは小さいから食べられないように産卵箱に保護することに。

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しかし実際捕まえるのはかなり大変で10匹あたりなのかなというところで諦めた。

 

難しいし、それに2、3匹は自然に任せるのも悪くないかもと思ったから。

 

水草に隠れたりできるから実際その後生き残れているのも確認できた。しかも保護された子達と比べてより一層逞ましく見える。”野生”だからかな?笑 

 

日に日に大きくなっていって、とりあえず1ヶ月は保護しておこうと決めた。

 

餌は3日目位から食べてくれるようになった。普通に成魚たちが食べている餌を潰して食べさせているだけ。

 

それぞれの子の捕食力の問題もあっただろう、3匹の子が育たずホシになりました。けれど確実に成長している子もいるから見ていて非常に命の素晴らしさを感じさせてもらった。

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こんな感じで少し穏やかな様子を見せてくれたこの30cm水槽だが、この後まさかの出来事が起きるとはまだ思いもしなかった。。。。。

 

つづく